時代を超えて愛される日本有数の避暑地である軽井沢。雄大な自然の中で、古くから西洋文化が根付き、今も洗練された芸術文化が人々を魅了し続けているこの地にいま、新しい風が吹いている。ハンティング・ワールドのアーカイブモデルを復刻し、モダンに進化させた《サファリトゥデイ1997》の鞄を携えて、最新のレンジローバー
スポーツに乗り込んだ。 歴史を感じながら新たな発見に出会う、軽井沢の旅へ。
文=小泉恵里 写真=小林邦寿

HUNTING FOR A NEW WORLD
vol.1
新たな発見に出会う、軽井沢の旅へ

ハンドメイドの魂が宿る上質な鞄とともに
偉大な冒険家で生粋のアウトドアマンでもあったハンティング・ワールドの創設者ボブ・リーの経験やスピリットこそ、ブランドの原点。イタリアの工房で職人たちが丹精込めて一つ一つ作り上げる鞄にはハンドメイドの魂が宿り、普遍的な魅力を放っている。レンジローバー スポーツのインテリアに広がるセミアニリンレザー、細やかなステッチが施された上質な空間に《サファリトゥデイ1997》が優雅に調和する。クラフトマンシップと機能を有する2つの本物とともに、軽井沢の緑豊かな道を進んでいく。
1960年代、リアルなサファリライフにインスパイアされて「必要は発明の母」の精神のもとに生まれたハンティング・ワールドの鞄。1997年に誕生した《サファリトゥデイ1997》シリーズをモダナイズした鞄は強度と耐久性に優れた高品質ポリエステル・キャンバス製。レザー部分は上質なオイルドレザーが配され、金具は重厚感のある真鍮が使われており、クラシックなデザインはどんなシーンにも馴染む。都市でその美しさは際立ち、大自然でその高い性能が発揮されるレンジローバー スポーツと共鳴するタイムレスな魅力を放っている。

五感を研ぎ澄まし、野生を甦らせる
浅間山の麓を抜けて、向かうは【ライジングフィールド軽井沢】。大手IT企業をはじめ様々な企業の研修地としても採用され、生きる力を高める自然体験ができると今注目のキャンプサイトだ。ここで今回体験するのはネイティブアメリカンの生きる知恵に着想を得たアウトドア体験。森を素足で歩き、動物世界との境界線を肌で感じ、本来人間が持っている野生で感じる力を呼び覚ますアクティビティは都市で生きる私たちにとっては貴重だ。

新型レンジローバー スポーツの凹凸の少ないフラッシュサーフェスを追求したボディは新しい車の境地へ
最小限の装備で森に入り、道具に頼らずにアイデアと技術を駆使して、自然環境のなかで生きる知恵を習得するのが「ブッシュクラフト」と呼ばれる究極のアウトドア。薪は枯れた小枝などを自分で調達し、着火剤も自分で作り、火口に枯葉などを集めて、ゼロから自分で火を起こす。ネイティブアメリカンに伝わる五感の使い方や自然の捉え方などを用いて、都会の生活で失われた人間本来に備わっている感覚を甦らせていく。
生粋のアウトドアマンであるボブ・リーはアフリカ冒険の過酷な状況下で会得した知識のもと、自らが追求したものづくりへ情熱を注いだ。そして大自然への飽くなき愛情は、ブランドの確固たるアイデンティティとして、都会的なブランドとなった今もなお哲学の根底に脈々と継承されている。
自然に学び、人間らしい自分に戻る。手で作り、足で踏み締め、物音を聴き、大地や緑を嗅ぎ、肌で周りの大自然と一体化する。脳で考えるのをやめて、自らの感覚に集中する【ライジングフィールド軽井沢】での時間は何よりも豊かだ。

大切なものを引き継ぐ、美しい暮らし
浅間山麓森の手前。軽井沢の中心地から車で20分ほど走った追分の国道18号沿いに新しくできた【still(シュテイル)】は、ヴィンテージ家具の販売や建築設計などを手がけるハルタが運営する複合施設。

建物2階にある【ハルタ カルイザワ】はヴィンテージ家具の販売、リペアを行うショップだ。オーナーが北欧へ足しげく通い、そこに暮らす人々や風土と向き合いながら、本当の心地よさとは何か、を提案している。その店づくりは北欧、デンマークのスタイルから着想を得ており、廃墟となっていた古いドライブインをリノベーションした空間に、有機的なデザインの家具が配されている。19世紀、北欧スウェーデンの思想家エレン・ケイは、「美しいものに囲まれた快適な暮らしこそが、真の豊かさをつくる」と唱えたが、その背景には長い冬を家で過ごす時間を楽しむ生活の知恵があった。それは【ハルタ カルイザワ】がある軽井沢とも、どこか共通している。
デンマークの人々は、家具を「所有する」というよりも「引き継ぐ」ものとして捉える哲学を持っている。家具を買って、使い倒し、すぐに捨ててしまうのではなく、前の使い手から受け継いだ家具を、次の世代に引き渡すことを前提に、大切に使うという考え方だ。デンマークに拠点を設け、現地との親密な関係性を築きながら、つくりのいい家具を厳選して「引き継ぐ」役割を担っている【ハルタ カルイザワ】。
プロダクトの美しさを継承しながら現代に新しい価値を与える、これはハンティング・ワールドの普遍性を大切にしながら現代的な魅力を加えて継承していく姿勢と共通している。
今夏、同じ建物内には北欧の暮らしを体現したホテルとサウナもオープン。四季折々で表情を変える森の素晴らしい景色に囲まれながら心地よい暮らしについて考える、美しく静かな時間を過ごせる場所だ。

大地と人をつなぐワイナリー
次は小諸市へとドライブを続ける。豊かな自然と歴史を感じる街並み、詩情あふれる小諸市は北に浅間山、南西に千曲川が流れる地域。耕作放棄地をブドウ畑へ蘇らせることで小諸市に新しい風景を作ることを目指し、ワイン造りをはじめたのが【Komorokko Farm & Winery】だ。豊富な日射量と寒暖差があるこの地は、日本でも屈指の葡萄の産地といわれ、標高650-950mの市内に点在する耕作放棄地を開拓し、欧州系品種を中心に約18,000本のブドウを栽培。必要最低限の農薬しか使わない農法により、小諸市でしか表現できないワインの味わいを目指している。

小諸市飯綱山公園内の複合施設「STARRACE KOMORO」の中にある醸造所併設のショップは小高い丘の上にあり、周囲の山々が見渡せる素晴らしい景色が広がっている。
ショップ内のタンク室にはコンクリート・エッグタンクやステンレスタンクが並ぶ、スタイリッシュな空間が広がり、その様はまさに圧巻。収穫したブドウからのワイン造りを2023年後半開始予定とのことで出来上がるのが楽しみだ。ワイナリー見学ツアー、ワインテイスティング、ワイナリーなどのイベントも予定されている。
耕作放棄地を蘇らせ、豊かなワインをつくる。まっさらな地から恵を育くみ、熟成させていく様は、使い込むほどに風合いを増す《サファリトゥデイ1997》の鞄のようだ。
寛ぎと好奇心を叶える、憧れの別荘体験
旅における最大の喜びは、その土地の魅力を体現する宿に泊まること。軽井沢の穏やかな自然とエネルギーを肌で感じ、文化的なムードに包まれた【ホテルインディゴ軽井沢】にステイすれば、この旅は最高のエンディングを迎えるはずだ。自分の別荘に滞在しているような寛ぎと、心豊かなアイデアに満ちた贅沢な時間が待っている。

ホテル裏手には白洲次郎が理事長を務めたこともある名門ゴルフ場「軽井沢ゴルフ倶楽部」があり、敷地脇には矢ケ崎川が流れるエリア。約19,000平米の敷地にはロビー棟、ダイニング棟、スパ棟、そして3つの宿泊棟の全6棟で構成されていて、木々に囲まれた小径を通って各棟へと向かう。ファイヤーピットがある中庭、白樺やナラが連なり、ロビー横の水場では、1年の3分の1は霧が発生するという軽井沢の気候をイメージしたミスト演出が見られるなど、敷地内を歩くだけで別荘地を散策している気分になる。

到着したゲストを出迎えるのは、ロビー棟の中央の大きな暖炉。暖炉は軽井沢の別荘文化を象徴するものの一つで、ここでもローカルなライフスタイルを肌で感じる。薪に使われるのは、この土地でよく見られる広葉樹のナラで、冬は火を灯すとほのかに甘い木の香りが広々とした空間に広がる。軽井沢の自然と調和する木材を基調としたデザインが特徴的で、約80%は地元木材「長野県産唐松」の伐採の時期を迎えた間伐材を使うことで環境にも配慮している。


水辺に佇むのは、オールデイダイニング「KAGARIBI」。軽井沢で採れた地野菜や信州産の牛・豚・鶏などの素材が中心の料理と、高い天井と大空間が開放的なイタリアンレストラン。シグニチャーは薪火を使った料理で、オープンキッチンからは炎の見えるダイナミックな調理を間近に見られて、ライブ感ある雰囲気だ。
朝食はブッフェスタイル。毎朝焼きたてのパンが並び、地元野菜やフレッシュなフルーツとともに、和食も選べる。


ホテル内には軽井沢の自然や風景、建築をテーマとしたアートワークが飾られ、文化的なムードに触れるたびに知的好奇心が刺激される。気取らない中にも上質な文化が根付いた【ホテルインディゴ軽井沢】には、一つ一つ丁寧に作られた本物、ハンティング・ワールドのアイテムがよく似合う。
二拠点生活や移住といったライフスタイルの選択肢が増え、ますます注目が高まっている。アートや洗練された文化が香る憧れのライフスタイルとともに、大地に触れて人間本来の五感を蘇らせ、そして一から新しいものを生み出すポジティブな力を感じる旅となった。多様性を持つ軽井沢の魅力を体感し、本物に触れてさらなる好奇心が湧いてきた。次はどこに行こうか。《サファリトゥデイ1997》とともに冒険が再び始まっていく。
≪ハンティング・ワールドから
心に残る贈りもの≫

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■プレゼント内容
ホテルインディゴ軽井沢 スイートツイン1泊2名様(夕・朝食付き) 宿泊券
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