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ABOUT BATTUE

バチュー

探検旅行をライフワークにしてきたハンティング・ワールドの創設者、ボブ・リーは、過酷な環境の中でも機能的であるバッグを、彼自身が重ねた多くの経験をもとにつくり出しました。これが世界的なブランドになったハンティング・ワールドのルーツです。
ボブ・リーが、アフリカの地で欧米から訪れる富裕層をサファリツアーへ誘っていた1960年代当時、ツアー客が持参するバッグの多くは、決して快適に過ごせるものではありませんでした。また、アウトドア用のバッグに使われていたキャンバス素材は、水を弾くことはできても、土埃に弱く、断熱性もなし。これらの経験からカメラやフィルム等の収納物を暑さや湿気、土埃から守ることができる、自らが理想とするバッグの開発に着手することとなったのです。断熱性、撥水性に長け、四輪駆動車で走り回る悪路でも気にすることなく、外部からの衝撃をやわらげる緩衝性や柔軟性も備えること。さらに、アフリカン・サファリという過酷な自然環境の前では、快適に過ごせることがそれだけで体力の温存につながるため、軽さも重要なポイントでした。

ハンティング・ワールド独自の3層構造

そして、ポリウレタンをコーティングした特殊な織りのナイロンクロスにウレタンフォーミングを張り合わせ、さらにナイロンジャージをボンディング加工し裏張りさせた3層構造の超軽量素材「バチュー・クロス」を開発しました。
ベース生地には、ナイロンオックスフォードに6層ものポリウレタンコーティングを施し、撥水性と防塵性をもたせ内容物を保護。裏張りしたウレタンフォーミングは、収納物を外部の衝撃から守るための役割を担います。また、その独特のニュアンスを醸し出すレザーライクなテクスチャーは、アウトドアシーンでは類を見ないリュクスなイメージを放つ魅力にもなっています。
こうして開発された「バチュー・クロス」の製品は、機動力につながる軽さを備え、撥水や防塵、衝撃緩和などの機能と耐久を持ち合わせ、ラグジュアリーな容姿を持つ、他にはない唯一無二の製品となりました。1972年のデビュー以降、本格的なアウトドアマン、世界を駆け回る旅行者など多くの人々から愛され続ける存在となったのです。

イタリア・フィレンツェの工房で、職人の手で一点一点丁寧に仕上げられる

イタリア・フィレンツェの工房で、職人の手で一点一点丁寧に仕上げられる

「バチュー・クロス」を使用した製品は、大量生産だと実現が難しいクオリティが求められるため、小規模ながら優れた腕を持つアルチザンが揃うイタリア・フィレンツェのファクトリーでひとつひとつが丁寧につくられています。それぞれの品質にこだわり抜いたモノづくりは、高い機能性だけではありません。タウンユースにも映える、デザインと高級感を生み出したのもクラフトマンシップがあればこそ。これこそ、ボブ・リーが真に求めたものだったのです。

「バチュー サーパス」コレクション

「LIVE THE ADVENTURE」の精神を今に伝える「バチュー サーパス」コレクション

1972年に初期モデルとなる「バチュー オリジン」をリリースしてから、バチューコレクションは挑戦の半世紀を辿ってきました。ハンティング・ワールドの創設40周年にあたる2005年には、「バチュー オリジン」をモダンにアップデートさせた「バチュー ビヨンド」が誕生。そして2010年、満を持して「バチュー サーパス」が誕生。原点となる「バチュー オリジン」のカラーリングやディテール等の美点はそのままに、現代的なスパイスを加味して蘇らせたコレクションを展開しています。このリニューアルに合わせ、「バチュー・クロス」の表面2層のコーティングにポリカーボネート系のポリウレタンを採用し、オリジナルよりも強度を増すようアップデートされました。

時には気温が摂氏54度に達する土埃舞う酷暑のアフリカ、あるときには零下23度にもなる極寒のパミール高原。自らその地に赴きフィールドテストで実証し、改良し続けた「バチュー・クロス」は、過酷な環境に耐え得るボブ・リーにとっての「理想の生地」。ハンティング・ワールドの「バチュー・クロス」を使った製品は、彼の探究心、そして、ブランドの精神でもある「LIVE THE ADVENTURE」を具現化したアウトドア・ラゲッジの傑作なのです。

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