Endless Notes
果てしなく広がる美しい自然界
対極にある、果てのない人間界
環境の今を綴る写真家ノート
vol.3 The Insects
Endless Notes
果てしなく広がる美しい自然界
対極にある、果てのない人間界
環境の今を綴る写真家ノート
vol.3 The Insects
美しい風景の奥にある、地球の「いま」。
気候変動や環境破壊が進む現代、私たちの暮らしと自然との関係は大きな転換点を迎えています。
自然写真家・柏倉陽介氏は、ただの美しさにとどまらず、
地球が抱える課題や変化の兆しを写真に刻み込んできました。
本ページでは、柏倉氏の作品を通して、
自然の多様な表情とその背景にある環境の現状を見つめ直す機会をお届けします。
美しい風景の奥にある、地球の「いま」。
気候変動や環境破壊が進む現代、私たちの暮らしと自然との関係は大きな転換点を迎えています。
自然写真家・柏倉陽介氏は、
ただの美しさにとどまらず、
地球が抱える課題や変化の兆しを写真に刻み込んできました。
本ページでは、柏倉氏の作品を通して、
自然の多様な表情とその背景にある環境の現状を見つめ直す機会をお届けします。
volume.3
Episode of
the Insects
volume.3
Episode of the Insects
昆虫の進化は約4億8000万年前の古生代オルドビス紀に始まりました。昆虫たちは進化の過程で、色や形を操りながら、独特ともいえる外観を獲得してきました。黄金に輝く殻、羽をコンパクトに折りたたむ術、葉に溶け込む迷彩柄など、その姿は見る者を虜にする美しさを放ちます。驚くべきことにそれらは単に美しいだけでなく、生き延びる機能としての役割も持ち合わせているのです。虫が好きな方も苦手な方も、極限まで研ぎ澄まされた機能美をご覧ください。
volume.2
Episode of
Yakushima island
近年では、急速な森林伐採や都市開発、殺虫剤や除草剤の散布、単一作物の栽培などが昆虫の生息域を奪っています。食物連鎖を考えても、昆虫の棲める世界を維持することは私たち人類の命を助けることに繋がっています。今夏、北海道恵庭市にあるエコロジーテーマパーク「えこりん村」にて、昆虫の機能美をテーマにした作品展が開催されます。この機会に昆虫たちの美に興味を持っていただけたら幸いです。
Beautility 昆虫たちの機能美展 2025― 写真家・柏倉陽介 撮り下ろし作品展 ―
作品展概要
期間:2025年07月19日(土)~08月31日(日)
時間:10:00-17:00
場所:北海道恵庭市「えこりん村 SHEEP SHEEP" CLUBHOUSE」
観覧:無料
写真家
柏倉陽介 - Kashiwakura Yosuke -

国内外を問わず、自然に関わるテーマを精力的に撮影している。文明と野生の衝突地帯に生きるオランウータンのリハビリテーション風景を中心として、制作に15年をかけた写真集『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』を上梓。『オランウータンと緑の津波』と題した巡回展を北海道旭山動物園、えこりん村、円山動物園にて開催した。世界最大の霊長類保護支援団体であるBOS財団が主催する「MOVING PICTURES展」をはじめ、米国立スミソニアン自然史博物館、ロンドン自然史博物館、国連気候変動枠組条約締約国会議にて作品を展示している。LensCulture Earth Awards、ナショナルジオグラフィック国際フォトコンテスト、ワイルドライフフォトグラファー・オブザイヤーなどに入賞し、Monochrome Photography Awards / ランドスケープ・フォトグラファー・オブザイヤーを受賞。Monochrome Photography Awardsの審査員も務めている。2025年より「Endless」と題した環境撮影プロジェクトを開始した。