STORY OF BATTUE
冒険家として満足できるものをつくりたかった。
それがバチュー・クロスの始まり。
冒険家として
満足できるものをつくりたかった。
それがバチュー・クロスの始まり。
未開の地を切り拓く――。
ハンティングワールドの創設者、ロバート・M・リー(通称:ボブ・リー)はまさにそんな人物だった。ニューヨークで生まれ、幼少期よりアウトドアライフに親しんだボブ・リーが抱いた夢、それこそが未開の地、アフリカへの旅だ。ボブ・リーが冒険家としてアフリカで活動していた60年代、フィールドでは誰もが何の疑問も持たずにキャンバス製のバッグを使っていた。しかし、キャンバス地は丈夫であるものの機密性に欠けており、乾燥したサバンナや砂漠では、微細な砂塵を吸い込んでしまうため、収納物を保護するのが難しかった。
しかも重い上に防水性がなく、水分や湿気を吸うとさらに重量が増してしまう。当時、ボブ・リーが冒険を共にしたカメラやフィルムなどの機密機器には、耐衝撃性や耐油性、アフリカの灼熱から守ってくれる耐熱性も必要だった。そして、形や大きさが変えられるように柔らかいことも。その想いで、ボブ・リーは、自らが理想とする素材の開発に挑んだのだ。そして1972年、猛暑や極寒の環境でも耐えうる唯一無二の素材「バチュー・クロス」は誕生した。
ボブ・リーの冒険心の象徴であり、ブランドの精神“LIVETHEADVENTURE”の具現化でもある「バチュー・クロス」を使ったフィールドバッグは、50年以上、ブランドの核としてあり続けている。それはハンティングワールドの誇りであり、ブランドを支え続ける大切なパーツのひとつなのだ。 「バチュー・クロス」の誕生から半世紀。 ボブ・リーが完成させたバチューの基本構造と機能、そしてリュクスな表情はそのままに、 変化する環境に合わせて改良した「ネオバチュー・クロス」は生まれた。
「バチュー・クロス」の誕生から半世紀。
「バチュー・クロス」の
誕生から半世紀。
ボブ・リーが完成させたバチューの基本構造と機能、そしてリュクスな表情はそのままに、 変化する環境に合わせて改良した「ネオバチュー・クロス」は生まれた。
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現行の「バチュー・クロス」は、ポリウレタンのコーティングを施したナイロンオックスフォードのベース生地に、ウレタンフォームを張り合わせ、ナイロンジャージーを裏張りした3層構造。 一方で新開発の「ネオバチュー・クロス」では、ベース生地を熱圧着に強いポリエステルに。それも、ボブ・リーの自然への想いが踏襲されたエコロジカルな再生ポリエステル素材を採用する。土ぼこりや雨から中身を守るため、ポリカーボネートシートをコーティング素材として圧着し、耐候性をアップ。気候や環境に対してよりタフに、さらに美しい見た目に仕上げた。
ネオバチュー・クロスの構造と役割
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- ベース生地:¹ポリカーボネートシートを ²ポリエステルに圧着し、耐候性を向上
- ポリエーテルフォームが優れた緩衝性能を 発揮
- 裏張りしたナイロンジャージーが ポリエーテルフォームを保護し、安定させる
「バチュー・クロス」ならではのクッション素材には、ポリエーテルフォームを。ふんわりとした厚みが長きにわたって続き、優れた緩衝性能を発揮。パソコンやカメラなどの精密機器を入れても安心して持ち歩ける。「ネオバチュー・クロス」は、半世紀の時を経て挑戦した新素材だ。ハンティングワールドにとって、これもまた、冒険のひとつなのである。
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